新着
ブログ
学校行事
パブリック
師走と呼ばれる12月。福島小では、「子走」の日々が続いていました。それは、この「MOFYフェス」を迎えるためです。 木曽郡では、近隣の学校と合同で、児童会祭を行っています。三岳(みたけ)小学校、王滝(おうたき)小学校、福島小学校、木曽養護学校の4校が集まって、企画したものを披露します。三岳のM、王滝のO、福島のF、木曽養護のYをとってMOFYというのが名前の由来です。   ※ 今回は、事情により木曽養護学校は参加できませんでした。   会場では、福島小学校の各委員会と、参加した小学校がそれぞれ出し物を企画しました。 どのブースも工夫があり、子どもたちは会場を行き来しながら、楽しそうに参加していました。     放送委員会は、AI歌詞入れ替えクイズ。 聞きなじみのある歌詞に、少し不思議なメロディーが流れ、 「どこが違うんだろう?」と、自然と耳をすませる姿が見られました。   健康委員会の健康マスターでは、学年にあわせた種目に挑戦。 遊びながら、自分の体について考えるきっかけになっていました。   図書委員会は、本の場所当てクイズ。 図書室の本をよく知っている子も、あらためて棚を見渡しながら考えていました。   環境委員会は、この花なあに?/ このゴミ何ゴミ?。 時間を前半後半に分けて2つの企画です。   代表交流委員会は、スゴロククイズ。 マスごとに出される問題に、友だち同士で相談しながら進む姿が印象的でした。   参加校の出し物も、それぞれに特色がありました。 三岳小学校は、地域にちなんだ三岳クイズ。   王滝小学校は、クリスマスと日本の遊びをテーマにしたコーナーで、会場を和ませてくれました。   それぞれのブースでは、上級生がスタッフとして、受付や進行を担っていました。企画の段階から責任を持って計画を練っていました。当日の子供たちはとても真剣で、いつもと違って見えました。     パンフレットも子供たちの手作りです。スタンプラリーも兼ねています。   学校や学年が違っても、同じ場で遊び、考え、笑い合う時間は、 子どもたちにとって、いつもとは少し違う学びになったようです。   地域の中にある学校として、 これからも人と人がつながる場を大切にしていきたいと思います。
ブログ
学校行事
パブリック
木曽は、その山深さから、木曽五木を代表する木材の産地として、古くから親しまれてきました。 実は、木曽の宝物はそれだけではありません。 今回は、そのことについてご紹介します。   それは・・・・・・・・・                       木曽牛です。🐂🐂🐂🐂   木曽では昔から、畜産も盛んでした。 木曽牛は木曽郡内にある、2つの牧場で大切に育てられています。木曽のおいしい水ときれいな空気、牧場の方たちとの関わりを受けて大きくなっています。 その木曽牛が、牛丼となって献立に出てきました。     地域の特産品ということもあり、木曽牛給食の日は、畜産農家の方が学校に来て、牧場について教えてくださいました。 子供たちは、初めて聞く、牛のお世話のことに興味津々でした。   Sさん「牛は300kgもあってとても重い。」 Hさん「朝4時に起きてお世話をするなんて知らなかった。」   と、驚いたことをたくさん書いていました。   この日の給食は、いつもより、命の重みを感じました。
Loading...

学校からのお知らせ

 師走と呼ばれる12月。福島小では、「子走」の日々が続いていました。それは、この「MOFYフェス」を迎えるためです。

 木曽郡では、近隣の学校と合同で、児童会祭を行っています。三岳(みたけ)小学校、王滝(おうたき)小学校、福島小学校、木曽養護学校の4校が集まって、企画したものを披露します。三岳のM、王滝のO、福島のF、木曽養護のYをとってMOFYというのが名前の由来です。

 

※ 今回は、事情により木曽養護学校は参加できませんでした。

 

会場では、福島小学校の各委員会と、参加した小学校がそれぞれ出し物を企画しました。

どのブースも工夫があり、子どもたちは会場を行き来しながら、楽しそうに参加していました。

 

 

放送委員会は、AI歌詞入れ替えクイズ。

聞きなじみのある歌詞に、少し不思議なメロディーが流れ、

「どこが違うんだろう?」と、自然と耳をすませる姿が見られました。

 

健康委員会の健康マスターでは、学年にあわせた種目に挑戦。

遊びながら、自分の体について考えるきっかけになっていました。

 

図書委員会は、本の場所当てクイズ。

図書室の本をよく知っている子も、あらためて棚を見渡しながら考えていました。

 

環境委員会は、この花なあに?/ このゴミ何ゴミ?。

時間を前半後半に分けて2つの企画です。

 

代表交流委員会は、スゴロククイズ。

マスごとに出される問題に、友だち同士で相談しながら進む姿が印象的でした。

 

参加校の出し物も、それぞれに特色がありました。

三岳小学校は、地域にちなんだ三岳クイズ。

 

王滝小学校は、クリスマスと日本の遊びをテーマにしたコーナーで、会場を和ませてくれました。

 

それぞれのブースでは、上級生がスタッフとして、受付や進行を担っていました。企画の段階から責任を持って計画を練っていました。当日の子供たちはとても真剣で、いつもと違って見えました。

 

 

 パンフレットも子供たちの手作りです。スタンプラリーも兼ねています。

 

学校や学年が違っても、同じ場で遊び、考え、笑い合う時間は、

子どもたちにとって、いつもとは少し違う学びになったようです。

 

地域の中にある学校として、

これからも人と人がつながる場を大切にしていきたいと思います。

 木曽は、その山深さから、木曽五木を代表する木材の産地として、古くから親しまれてきました。

 実は、木曽の宝物はそれだけではありません。

 今回は、そのことについてご紹介します。

 

 それは・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 木曽牛です。🐂🐂🐂🐂

 

 木曽では昔から、畜産も盛んでした。

 木曽牛は木曽郡内にある、2つの牧場で大切に育てられています。木曽のおいしい水ときれいな空気、牧場の方たちとの関わりを受けて大きくなっています。

 その木曽牛が、牛丼となって献立に出てきました。

 

 

 地域の特産品ということもあり、木曽牛給食の日は、畜産農家の方が学校に来て、牧場について教えてくださいました。

 子供たちは、初めて聞く、牛のお世話のことに興味津々でした。

 

 Sさん「牛は300kgもあってとても重い。」

 Hさん「朝4時に起きてお世話をするなんて知らなかった。」

 

 と、驚いたことをたくさん書いていました。

 

 

 この日の給食は、いつもより、命の重みを感じました。

 学校全体で、「本に親しむ1週間」が12月に入って始まりました。

 全校で読書に親しむ取り組みが、学校の様々な場面で行われています。

 

 はじめに行われた全校読書会では、「本と出会うことの大切さ」や、「読書が広げてくれること」についての話がありました。

 静かに話を聞く子供たちの様子から、本に向き合う時間を大切にしようとする空気が、学校全体に広がっていることが感じられました。

 

 先生たちはその他にも、読み聞かせを行っています。今回はさらに、「先生のおすすめの本紹介」の冊子が作られました。

 普段の授業からは少し離れた、先生たちのそれぞれの読書の好みが紹介されています。

 本を通して、先生と子供たちの距離が少し近づきますね。

 

 給食の時間にも、読書週間ならではの工夫がありました。それは、本から飛び出したごちそうシリーズです。自校給食ならではの取り組みで、栄養士さん調理員さんたちが腕によりをかけて作ってくれました。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』からはハリーたちが、先生に怒られたあとに出てきたシェパード・パイが登場しました。ハリーは食欲が湧きませんでしたが、子供たちは大喜びです。物語の世界を、味覚でも楽しむ時間になりました。

 

 また、木曽町図書館の方々に来校していただき、読み聞かせも行われました。様々な本を、声を通して味わう時間です。文字を追う読書とは違い、耳で聞くことで広がる想像の世界に子供たちは自然と引き込まれていきました。

 

 本の楽しみ方には、いろいろな入口があることを感じられる、素敵な1週間でした。先生たちからの一足早い、クリスマスプレゼントです。

 

 読書週間は、「本を読まなければならない期間」ではなく、「本と出会うきっかけが増える期間」です。

これからも、子供たち一人ひとりが、自分なりのスペースで、本とつながっていける時間を大切にしていきます。

 6年生が単元内自由進度学習に取り組みました。

 それは、「政策」と「伝統」を往復しながら学ぶ時間。

 

 6年生の国語と社会では、少し変わった学びをしていました。

 単元の中で、子供たちが自分のペースで進む「自由進度」。

 その一部を教室の空気とともにお伝えします。

 

 社会では、「もし自分が政治家なら、どんな政策を決め、出すか?」という視点で、防災計画や子育て支援について考えていました。そして、実際に選挙に立候補するように、選挙ポスターを作って廊下に貼り出しました。しかも、全員です。

 子供たちは、行政の限界や住民への説明責任、法律の難しさに驚いたようでした。

 

 大人でも悩むところに、まっすぐ向き合おうとする姿がそこにはありました。

 正解は1つではありません。

 けれど、限られた条件の中で、誰かの安全を想像して選ぼうとする時間には、静かな重みがあります。

 

 国語では、鳥獣戯画に親しむ活動が並行して進んでいます。

 ウサギやカエルが跳ね、走り、時にふざける古い絵巻物を、子供たちはくすっと笑いながら眺めています。

 そこから関心は「どうやって巻物を読むのか?」「昔の人はどうやって残したんだろう?」と、日本の伝統的な書物へ・・・。教室の机に、千年の時間がそっと並ぶような、穏やかなひとときです。

 

 

 一見すると、これらは全く別の学びに見えます。けれど、どちらも”人がどう生きてきたか”という共通点があります。

 

 災害に備える仕組みや子育て支援政策を作るのも、絵巻物を描き、残そうとしたのも、いつの時代も、人の暮らしを守りたい・伝えたいという願いの現れです。

 

 子供たちは、自分のペースで学びを進めながら、自然と人の営みに目を向けています。

 12月に入り、氷点下になる日も増えてきました。

 「山眠る」 この表現がとても身近な木曽では、冬を越すために作物の収穫が始まっています。

 3年生の育てている赤カブも収穫の時期を迎えています。

 

 大きく育ち、立派になった赤カブを見て、子供たちは大喜びです。

「大きくなった。」「葉っぱが伸びた。」

「すごい!」「葉っぱが増えた。」

 そのまま班に分かれて、JAの方と一緒に赤カブを掘り出します。子供たちは根っこにある紫色の宝石を大切に抱えます。

 赤カブは収穫したら、大きさを分けて、根と葉を包丁で切って分けます。子供たちは、恐る恐る包丁を握って赤カブに刃を入れていきます。しばらくすると、慣れた手つきで赤カブを切っている子供たちがたくさん見られるようになりました。

 

 収穫した赤カブは、葉とカブに分けて、美味しくいただきます。

 厳しい冬を越すために、この赤カブをすんきに加工していきます。

 それは、木曽の人々が受け継いできた知恵そのものです。

 

 これから子供たちは、すんきを通して地域の伝統を学んでいきます。 

 どんな学校にも、長らく語り継がれる七不思議というものがあります。象徴的な石像や、有名な音楽家、トイレの女の子等々、学校には子供たちの想像力をかき立てる題材が多くあります。なんの変哲もない日常風景も、子供たちの目には素敵なものに写っているようです。

 例えば、この何気ない廊下と階段にも、何やら変わったものが映り込んでいます。お分かりでしょうか?

 答えは・・・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 柱を工事している小人たち です。

 何気ない模様やヒビが、想像力を膨らませていたようです。

 

 他にも、

 教室の窓に、突如あらわれた、携帯用ゲーム機。

 ゲーム画面には、学んでいる子や、くつろいでいる子が表示されます。

 

 また、

 

 スイッチが、どこの電灯のものかを示した矢印の隣からは、唐突にリズムゲームが始まっています。何気ない日常が楽しくなってきます。

 

 

 最後は、ちょっと暗めの階段に出現した、滑る小人たちです。雪がよく降り、体育でスキーを行う木曽福島ならではの発想かもしれません。

 

 

 小さな身体に、無限大の想像力。学校にはたくさんのアーティストが日々育っています。 

 今日は、人権月間の学びとして、目の見えない方と盲導犬が学校に来てくださいました。

 

 体育館に入ると、子供たちの視線が自然と1つに集まります。盲導犬のゆっくりとした足取り。そして、その横に立つゲストの方の柔らかくもはっきり通る声。

 空気が静まり、子供たちの声にならないわくわく感が伝わってきました。

 

 話が進むにつれて、子供たちの「内側」が動いていくのが見えてきました。

 

 

 ご自身の日々の生活を紹介してくださり、洗濯物を干している様子や、りんごの皮むきの実演をしてくださいました。包丁は慣れた手つきでするすると皮がむかれ、子供たちは目を丸くしていました。

 「見えてないのに、どうして分かるの?」

 多くの子が同時に同じ疑問を抱えた瞬間でした。

 

 ご本人曰く「みんなのお家の方と同じですよ。」とのこと。

 

 続いてのアイマスク体験。

 自分の名前を書こうとした子供の手が宙で迷いました。

 絵を描く時も、線がどこで終わるのか探す動きがゆっくりになる。

 

 

 普段、何も考えずにできているはずのことが、突然一つ一つが確かめながらの動作に変わっていきます。

 Iさん「字を書く時に、何度も同じところに書いてしまいました。」

 Mさん「好きなキャラクターを描きました。目を開けて描いた時と違ってズレていました。」

 

 最後は、音の鳴るボールで座ってパス回し。

 

 

 不意に鳴る「シャンシャンシャン」という音に、列の中の全員の注意が吸い寄せられる。音を頼りに相手を想像し、「どこにいるか」を探しながらボールを送る姿が印象的でした。

 「きゃー」「こわい!」

 「ボールはどこに行ったの?」

 

 活動が終わる頃、体育館には不思議な静けさがありました。

 

 その中で、「見える・見えない」の区分をこえて、人の動きや気持ちの「手触り」のようなものが、それぞれの心にひっそりと残っていく様子だけが、最後まで変わらずにそこにありました。

 

 あとは、それをどう扱うか。今日の体験の続きをつくるのは、子供たち自身です。

 耳をすませると、校舎には様々な音が響いています。授業中は、先生たちの教える声や子供たちの答える声が聞こえてきます。ピリッとしていて知的好奇心に満ち、よい緊張感が漂っています。

 休み時間はどうでしょうか? ブログでは伝えられませんが、実に様々な音が聞こえてきます。

 子供たちが廊下を歩く音。蛇口から水の出る音。椅子についているローラーが動く音。アルミの窓が動く音。子供たちの話し声。笑い声。

 「〇〇くーん。」「算数とかさー」

 「何してんだよ。」「たまにニンテンドースイッチで・・・」

 「キャー」「これ逆に・・・」「ゴム消えたー」

 「さっきトイレでさー。」「遊ぶ?遊びたい?」

 「はー!?」「いそげーいそげー」

 

 子供たちの日常が聞こえます。

 そして、校舎に置いてあるピアノから流れてきた曲。

 誰かが弾いてる「ねこふんじゃった」「さんぽ」「君をのせて」

 休み時間にはいつも、誰かのコンサート中です。

 

 静かな山の中なので、よりいっそう様々な音が際立ちます。

 

 廊下の一画に人だかりができていました。どれがいい、あれがかわいい、とたくさんの声が聞こえてきました。図書委員会主催の、しおりコンクールについてでした。子供たちが、お気に入りの本1冊を選んで、その本についての絵を描き、しおりにする取り組みです。

 しおりコンクールの大賞は、全校児童の投票によって決まります。

 このように、しおりコンクールにはたくさんの子がチャレンジしました。みんな、自分の作品が飾られることで、どこか誇らしげでした。そして自然とそれぞれの作品を認め会える雰囲気が作られていきます。

 

 さらに、聞こえて来るのは、耳に聞こえる声だけではありません。

 1年生では「くじらぐも」の学習を行いますが、「学習のあしあと」に、1人ひとりが写っています。

 授業で話し合ったことや分かったことが、子供たちの声で耳に聞こえてきそうです。

 とても楽しそうな雰囲気が伝わってきます。

 

 熊鈴の音が校舎に響き始めたら、そろそろ下校の時間です。ランドセルについた熊よけの鈴が、子供たちと一緒に動くからです。熊鈴に始まり、熊鈴に終わる。木曽ならでの音光景です。

 

 11月10日は、「単元内自由進度学習」の公開を行いました。子供たちが自分のペースで学びを進める姿を、先生方や地域の皆さんに見ていただく日です。教室には、静かな「考える音」が流れていました。

 

 自由進度学習では、子供自身が問題を選び、考え方を組み立てながら学習を進めます。自分で考え、自分の言葉で説明する場面も大切にしています。

 

 うまくいく時もあれば、思うように進まない時もあります。中には、45分間、一つの問題と向き合い続ける子の姿もありました。けれど、単元内自由進度学習だから、それでいいのです。考える過程こそが、学びの本体だからです。

 

「わかった!」と目が明るく瞬間。しかしその次の問題では、また間違える。また考える。その繰り返しが、子どもたちの中に確かな学力を育てています。

 

 なお、自由進度学習は、カリキュラム全体の5%ほどの時間で行われています。一斉授業も併用することで、基礎と探究が互いを支え合う学びとなっています。

 

 じっとタブレットを見つめるまなざし。小さく、でも確かに生まれる「気づき」。その積み重ねは一日では見えず、ふとした時に形になります。

 

「考える」とは、時間の中で熟すもの。今日の教室には、言葉にならない成長の音が、静かに息づいていました。また次の授業でも、子供たちはそれぞれの歩幅で、学びを深めていきます。

 11月に入り、校舎の中がにわかに慌ただしくなってきました。

 

 なんと、プラネタリウムができました。天井を見上げ、ぐるっと見回すと夜空にまたたく星座が目に入ります。

 広場の片隅には、美味しそうなピザの屋台も出店しました。まだ、準備中のようです。

 

 

 全体を見ると、この様になっています。広いスペースがふんだんに使われ、学べる場所がたくさんできています。バランスボール型の椅子や、もこもこのカーペットなど、子どもたちが自分のお気に入りの場所を選べるように工夫されています。校舎の作りをうまく活かした、福島小ならではの取り組みです。

 

 これは、単元内自由進度学習の準備です。

 4年生では、算数科の「分数」と理科の「星の動きと位置」を合わせて、自分たちでペースを決めて学べます。

 

 多くの人が子供時代、分数で悩んだことがあるのではないでしょうか? 分母と分子、数字が上下に分かれていて、よく分からない。結局数字同士を足したり引いたりして、計算はできるようになったけど・・・、と。

 そこで、今回はピザの模型をたくさん用意しました。自分で自由に触れて、「分数」って実際はどういうことなのか?という感覚を掴めるように工夫されています。子どもたちはピザを注文したり、手にとったりすることで、わくわくしながら分数に親しめることでしょう。

 

 もちろん、教科書を使った学習プリントも用意されています。自分の進度に合わせて、3つの種類のプリントを選べるようになっています。ポスターは児童用タブレット内のアプリで作ってあります。もちろん、子供たちもこのアプリを使って動画やポスター等を作っています。また、タブレット内のソフトで、学習プリントを使えるようにもしてあります。紙よりもタブレットを好む子も大喜びです。

 

 分数に関する本も、子供たちが手に取りやすい場所に用意されています。

 分数のクイズの本や、分数をトリックにした謎解き小説など、子供たちが興味を持ちそうな内容の本が集められています。

 

 また、学習スペースのあちこちには、テレビが置かれています。デジタル教科書に収録されている分数の解説動画が見られるようになっています。

 

 ピザから少し離れて、数直線で分数を考えたい子には、こちら。

 パネルを動かして、分数の感覚を身に着けられるように工夫されています。

 

 子供たちがのびのび学んでいける、2度目の単元内自由進度学習公開が、いよいよ始まります。

師走と呼ばれる12月。福島小では、「子走」の日々が続いていました。それは、この「MOFYフェス」を迎えるためです。 木曽郡では、近隣の学校と合同で、児童会祭を行っています。三岳(みたけ)小学校、王滝(おうたき)小学校、福島小学校、木曽養護学校の4校が集まって、企画したものを披露します。三岳のM、王滝のO、福島のF、木曽養護のYをとってMOFYというのが名前の由来です。   ※ 今回は、事情により木曽養護学校は参加できませんでした。   会場では、福島小学校の各委員会と、参加した小学校がそれぞれ出し物を企画しました。 どのブースも工夫があり、子どもたちは会場を行き来しながら、楽しそうに参加していました。     放送委員会は、AI歌詞入れ替えクイズ。 聞きなじみのある歌詞に、少し不思議なメロディーが流れ、 「どこが違うんだろう?」と、自然と耳をすませる姿が見られました。   健康委員会の健康マスターでは、学年にあわせた種目に挑戦。 遊びながら、自分の体について考えるきっかけになっていました。   図書委員会は、本の場所当てクイズ。 図書室の本をよく知っている子も、あらためて棚を見渡しながら考えていました。   環境委員会は、この花なあに?/ このゴミ何ゴミ?。 時間を前半後半に分けて2つの企画です。   代表交流委員会は、スゴロククイズ。 マスごとに出される問題に、友だち同士で相談しながら進む姿が印象的でした。   参加校の出し物も、それぞれに特色がありました。 三岳小学校は、地域にちなんだ三岳クイズ。   王滝小学校は、クリスマスと日本の遊びをテーマにしたコーナーで、会場を和ませてくれました。   それぞれのブースでは、上級生がスタッフとして、受付や進行を担っていました。企画の段階から責任を持って計画を練っていました。当日の子供たちはとても真剣で、いつもと違って見えました。     パンフレットも子供たちの手作りです。スタンプラリーも兼ねています。   学校や学年が違っても、同じ場で遊び、考え、笑い合う時間は、 子どもたちにとって、いつもとは少し違う学びになったようです。   地域の中にある学校として、 これからも人と人がつながる場を大切にしていきたいと思います。
木曽は、その山深さから、木曽五木を代表する木材の産地として、古くから親しまれてきました。 実は、木曽の宝物はそれだけではありません。 今回は、そのことについてご紹介します。   それは・・・・・・・・・                       木曽牛です。🐂🐂🐂🐂   木曽では昔から、畜産も盛んでした。 木曽牛は木曽郡内にある、2つの牧場で大切に育てられています。木曽のおいしい水ときれいな空気、牧場の方たちとの関わりを受けて大きくなっています。 その木曽牛が、牛丼となって献立に出てきました。     地域の特産品ということもあり、木曽牛給食の日は、畜産農家の方が学校に来て、牧場について教えてくださいました。 子供たちは、初めて聞く、牛のお世話のことに興味津々でした。   Sさん「牛は300kgもあってとても重い。」 Hさん「朝4時に起きてお世話をするなんて知らなかった。」   と、驚いたことをたくさん書いていました。   この日の給食は、いつもより、命の重みを感じました。
学校全体で、「本に親しむ1週間」が12月に入って始まりました。 全校で読書に親しむ取り組みが、学校の様々な場面で行われています。   はじめに行われた全校読書会では、「本と出会うことの大切さ」や、「読書が広げてくれること」についての話がありました。 静かに話を聞く子供たちの様子から、本に向き合う時間を大切にしようとする空気が、学校全体に広がっていることが感じられました。   先生たちはその他にも、読み聞かせを行っています。今回はさらに、「先生のおすすめの本紹介」の冊子が作られました。 普段の授業からは少し離れた、先生たちのそれぞれの読書の好みが紹介されています。 本を通して、先生と子供たちの距離が少し近づきますね。   給食の時間にも、読書週間ならではの工夫がありました。それは、本から飛び出したごちそうシリーズです。自校給食ならではの取り組みで、栄養士さん調理員さんたちが腕によりをかけて作ってくれました。『ハリー・ポッターと秘密の部屋』からはハリーたちが、先生に怒られたあとに出てきたシェパード・パイが登場しました。ハリーは食欲が湧きませんでしたが、子供たちは大喜びです。物語の世界を、味覚でも楽しむ時間になりました。 また、木曽町図書館の方々に来校していただき、読み聞かせも行われました。様々な本を、声を通して味わう時間です。文字を追う読書とは違い、耳で聞くことで広がる想像の世界に子供たちは自然と引き込まれていきました。   本の楽しみ方には、いろいろな入口があることを感じられる、素敵な1週間でした。先生たちからの一足早い、クリスマスプレゼントです。   読書週間は、「本を読まなければならない期間」ではなく、「本と出会うきっかけが増える期間」です。 これからも、子供たち一人ひとりが、自分なりのスペースで、本とつながっていける時間を大切にしていきます。
6年生が単元内自由進度学習に取り組みました。 それは、「政策」と「伝統」を往復しながら学ぶ時間。   6年生の国語と社会では、少し変わった学びをしていました。 単元の中で、子供たちが自分のペースで進む「自由進度」。 その一部を教室の空気とともにお伝えします。   社会では、「もし自分が政治家なら、どんな政策を決め、出すか?」という視点で、防災計画や子育て支援について考えていました。そして、実際に選挙に立候補するように、選挙ポスターを作って廊下に貼り出しました。しかも、全員です。 子供たちは、行政の限界や住民への説明責任、法律の難しさに驚いたようでした。   大人でも悩むところに、まっすぐ向き合おうとする姿がそこにはありました。 正解は1つではありません。 けれど、限られた条件の中で、誰かの安全を想像して選ぼうとする時間には、静かな重みがあります。   国語では、鳥獣戯画に親しむ活動が並行して進んでいます。 ウサギやカエルが跳ね、走り、時にふざける古い絵巻物を、子供たちはくすっと笑いながら眺めています。 そこから関心は「どうやって巻物を読むのか?」「昔の人はどうやって残したんだろう?」と、日本の伝統的な書物へ・・・。教室の机に、千年の時間がそっと並ぶような、穏やかなひとときです。   一見すると、これらは全く別の学びに見えます。けれど、どちらも”人がどう生きてきたか”という共通点があります。   災害に備える仕組みや子育て支援政策を作るのも、絵巻物を描き、残そうとしたのも、いつの時代も、人の暮らしを守りたい・伝えたいという願いの現れです。   子供たちは、自分のペースで学びを進めながら、自然と人の営みに目を向けています。
12月に入り、氷点下になる日も増えてきました。 「山眠る」 この表現がとても身近な木曽では、冬を越すために作物の収穫が始まっています。 3年生の育てている赤カブも収穫の時期を迎えています。 大きく育ち、立派になった赤カブを見て、子供たちは大喜びです。 「大きくなった。」「葉っぱが伸びた。」 「すごい!」「葉っぱが増えた。」 そのまま班に分かれて、JAの方と一緒に赤カブを掘り出します。子供たちは根っこにある紫色の宝石を大切に抱えます。 赤カブは収穫したら、大きさを分けて、根と葉を包丁で切って分けます。子供たちは、恐る恐る包丁を握って赤カブに刃を入れていきます。しばらくすると、慣れた手つきで赤カブを切っている子供たちがたくさん見られるようになりました。   収穫した赤カブは、葉とカブに分けて、美味しくいただきます。 厳しい冬を越すために、この赤カブをすんきに加工していきます。 それは、木曽の人々が受け継いできた知恵そのものです。   これから子供たちは、すんきを通して地域の伝統を学んでいきます。
Loading...
広告
052070
周辺学校のようす
ポータルでもっと見る