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運動会 〜子どもたちと、木曽谷に響く唄声、ひとつになる輪〜

 まばゆいばかりの五月晴れ。雲ひとつない青空のもと、第124回運動会が開催されました。

これまで、仲間とともに楽しく流してきた汗。 今日は、保護者や地域の人と一緒にそれらを楽しむ日です。校庭に集まった子どもたち一人ひとりが、間違いなく今日の「主役」でした。

 

 前半のプログラムは、白熱のかけっこ・徒競走種目からスタートしました。

緊張の面持ちでスタートラインに立つ子どもたち。ピーッ!という笛の音とともに、一斉に土を蹴り出します。そんな子どもたちの背中を後押ししたのは、放送委員による臨場感あふれる実況放送でした。

 

 「3レーン、力強い走りです。」

 「5レーン、風を切って走ります。」

「2レーン、楽しそうに走っています。」

 ——そして、「全員、見事なゴールです。」

 

 ただ順位を競うだけではない。それぞれの児童の「自分らしい走り」にそっとスポットライトを当てるような温かい言葉が、マイクを通じて響き渡ります。

 さらに会場を熱狂させたのが、チーム対抗のリレーです。 一瞬たりとも目が離せない息をのむ展開に、実況の声も熱を帯びます。

 

「赤チーム速いです!」

 「赤チームと白チーム、激しい接戦です!」

 「青チーム、追い上げがすごいです!」

 

 1本のバトンに全員の想いを乗せて、一歩でも前へ、次の仲間へ。会場中が固唾をのんで見守り、地を揺らすような拍手と歓声が沸き起こりました。

 

 後半になると、校庭は表現の舞台へと姿を変えました。各学年が工夫を凝らしたダンスや借り物種目が披露されます。

 

1・2年生は、体をいっぱいに使った、弾けるような「可愛らしさ」

3・4年生は、 動きのキレと、弾むような「元気よさ」

5・6年生は、指先まで意識を研ぎ澄ませた、息をのむ「凛々しさ」

 

 学年が上がるごとに、動きに力強さと美しさが加わり、子どもたちの「確かな成長の足跡」が校庭にくっきりと描き出されていきます。そして、保護者と地域の方も演技に加わり、楽しいひと時を過ごしました。

 その頼もしい姿に、保護者の皆様も、地域の方々も、誰もが優しく目を細め、温かい眼差しを注いでいました。

 

 そして、福島小学校の運動会を締めくくるのは、伝統の「木曽踊り」です。

保存会の方の、情緒あふれる抑揚豊かな唄声がマイクを通して木曽谷へと鳴り響きます。落ち着いた撥(ばち)さばき。

 その音色に誘われるようにして、地域の人、保護者のみなさん、そして子どもたちが、アナウンスで、垣根なく運動場へと集まってきました。

 気がつけば、校庭いっぱいに広がった大きな、大きな踊りの輪。 見よう見まねで手を伸ばす1年生も、地域のおじいちゃんやおばあちゃんも、みんなが同じリズムに身をゆだね、笑顔を交わしながら踊ります。学校と地域がひとつに溶け合っていくような、優しく、どこか懐かしい時間が流れていきました。

 

 バトンを繋いで全力で駆け抜けた清々しい顔。 学年を重ねるごとに逞しくなっていく姿。晴れ渡った空のもとで見せてくれた子どもたちの輝きは、福島小学校の、そしてこの木曽の宝物です。

 

 開催にあたり、温かいご声援をくださった保護者の皆様、そして素晴らしい演奏で運動会に華を添えてくださった保存会の皆様、本当にありがとうございました!

 

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