単元内自由進度学習の公開 2回目
11月10日は、「単元内自由進度学習」の公開を行いました。子供たちが自分のペースで学びを進める姿を、先生方や地域の皆さんに見ていただく日です。教室には、静かな「考える音」が流れていました。
自由進度学習では、子供自身が問題を選び、考え方を組み立てながら学習を進めます。自分で考え、自分の言葉で説明する場面も大切にしています。
うまくいく時もあれば、思うように進まない時もあります。中には、45分間、一つの問題と向き合い続ける子の姿もありました。けれど、単元内自由進度学習だから、それでいいのです。考える過程こそが、学びの本体だからです。
「わかった!」と目が明るく瞬間。しかしその次の問題では、また間違える。また考える。その繰り返しが、子どもたちの中に確かな学力を育てています。
なお、自由進度学習は、カリキュラム全体の5%ほどの時間で行われています。一斉授業も併用することで、基礎と探究が互いを支え合う学びとなっています。
じっとタブレットを見つめるまなざし。小さく、でも確かに生まれる「気づき」。その積み重ねは一日では見えず、ふとした時に形になります。
「考える」とは、時間の中で熟すもの。今日の教室には、言葉にならない成長の音が、静かに息づいていました。また次の授業でも、子供たちはそれぞれの歩幅で、学びを深めていきます。