単元内自由進度学習の舞台裏
11月に入り、校舎の中がにわかに慌ただしくなってきました。
なんと、プラネタリウムができました。天井を見上げ、ぐるっと見回すと夜空にまたたく星座が目に入ります。
広場の片隅には、美味しそうなピザの屋台も出店しました。まだ、準備中のようです。
全体を見ると、この様になっています。広いスペースがふんだんに使われ、学べる場所がたくさんできています。バランスボール型の椅子や、もこもこのカーペットなど、子どもたちが自分のお気に入りの場所を選べるように工夫されています。校舎の作りをうまく活かした、福島小ならではの取り組みです。
これは、単元内自由進度学習の準備です。
4年生では、算数科の「分数」と理科の「星の動きと位置」を合わせて、自分たちでペースを決めて学べます。
多くの人が子供時代、分数で悩んだことがあるのではないでしょうか? 分母と分子、数字が上下に分かれていて、よく分からない。結局数字同士を足したり引いたりして、計算はできるようになったけど・・・、と。
そこで、今回はピザの模型をたくさん用意しました。自分で自由に触れて、「分数」って実際はどういうことなのか?という感覚を掴めるように工夫されています。子どもたちはピザを注文したり、手にとったりすることで、わくわくしながら分数に親しめることでしょう。
もちろん、教科書を使った学習プリントも用意されています。自分の進度に合わせて、3つの種類のプリントを選べるようになっています。ポスターは児童用タブレット内のアプリで作ってあります。もちろん、子供たちもこのアプリを使って動画やポスター等を作っています。また、タブレット内のソフトで、学習プリントを使えるようにもしてあります。紙よりもタブレットを好む子も大喜びです。
分数に関する本も、子供たちが手に取りやすい場所に用意されています。
分数のクイズの本や、分数をトリックにした謎解き小説など、子供たちが興味を持ちそうな内容の本が集められています。
また、学習スペースのあちこちには、テレビが置かれています。デジタル教科書に収録されている分数の解説動画が見られるようになっています。
ピザから少し離れて、数直線で分数を考えたい子には、こちら。
パネルを動かして、分数の感覚を身に着けられるように工夫されています。
子供たちがのびのび学んでいける、2度目の単元内自由進度学習公開が、いよいよ始まります。