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稲の香り、手のぬくもり

 秋の光がやわらかくなり、春に植えた稲がついに実りました。

 子供たちは3人1組になり、鎌で刈る人、受け取る人、束にしばる人に分かれて作業を進めました。

 

 刈るのが速い子、落ちた稲を丁寧に集める子、束ね方が上手の子。

 それぞれの個性が自然に生き、互いを助け合いながら、稲の列が少しずつ短くなってきます。

 

 作業の合間には、田んぼのカエルやヤゴを見つけて追いかける子も。泥に足を取られ、「抜けない」と笑いながら、それでも前に進みます。

 

 手足が泥だらけになるころ、水路で泥を落としました。流れていく泥の葉を見つけ、追いかけていく子の姿もありました。

 田んぼと水路の子供たち。

 自然と人が調和している光景がそこにはありました。

 

 福島小の子供たちは稲とともに季節を感じ、土と水と太陽に包まれながら、ゆっくりと育っています。

 

 

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