深める、広がる、そして 〜探求し続ける子供たち〜        
        
探求的な学習を積み重ねてきた4年生の子供たちの姿に、少しずつ変化が見えてきました。
最近では、自分たちでさらに新しいプロジェクトを立ち上げ、チラシを作って配り歩く姿が見られます。休み時間や隙間時間を使って、夢中で活動を進める子供たち。チラシのレイアウトを考えたり、写真や動画を編集したり、敬語を学んだりと大忙しです。教室のあちこちで、ものづくりや調査、話し合いが自然に行われています。
プロジェクトの内容も少しずつ進化をしています。例えば、虫の標本ブローチを作っていた子は、今は木を削り出して日本刀を作り始めています。作品の完成度も上がるだけでなく、発想もどんどん広がっています。どうやら、鍛冶屋のある商店街を作るそうです。段ボールをたくさん運びこんでいました。
また、「〇〇くんとコラボしよう!」と声を掛け合い、互いの得意分野を認めながら協力する場面も増えてきています。写真のチラシには、「〇〇くんに絵をかいてもらいました」と書かれています。
自分のペースで学びを深めてきた子どもたちが、今は自分の手で、新しい学びを作り出しています。
また、この活動は4年生だけにとどまらず、静かに広がっていたのです。
なんと、4年生の活動を知った3年生の一部の子どもたちが、自分たちもやってみたいと、先生に申し出てくるようになりました。
子どもたちの空気が、確かに変わってきています。