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子どもたちの学び作品 〜個性の星々〜

 子供たちは、日々すくすく成長しています。学校で学習することも、違う場所で見聞きすることも含めて、彼らは多くのことを吸収していきます。私たち大人の予想をはるか超えて、です。

 今回は、彼らがその学びを形として表したものを紹介したいと思います。

 

 校舎内には、子供たちの学びの結晶が、ところ狭しと飾られています。

 

 

 社会科見学で、木曽町を回った子供たちは、心に残ったことを新聞に表しました。ロープウェイや、御岳はくさいなど、地元の特産品を紹介しています。保冷庫がとても寒かったことや、ロープウェイの景色がとてもよかったことが書かれていました。「雲が下にある」「かくかくの石がある」など、子供たちの表現で、本質的なことを見つけてきていました。

 

 夏休みの自由研究では、自分の興味のある事柄について調べてきます。料理や作品等何かを作ることや、運動に挑戦すること、何かを調べたり実験することなど、子供たちは様々なことに取り組んでいました。航空機が好きな子は、実際に空港に行ってたくさんの飛行機の写真を撮ってきて紹介したり、星が好きな子は、高原という木曽ならではの地の利を活かして、夜空に輝く星座について調べてきました。自由研究の向こう側には、きっと、目を輝かせて夢中になって調べる子供たちがいたのだと思います。

 最後は6年生の水墨画の紹介です。

 動物や風景など、題材はそれぞれですが、皆、墨の濃淡を活かして、味のある水墨画を描いていました。墨をにじませる技法をつかったり、線の太さを変えて遠近を表したり、伝統的な技法がしっかりと受け継がれていました。御嶽山を頂く土地ということもあり、山を描く子が多かったです。山の葉の色や、影のできる場所の選び方、枝の曲がり具合など、普段目にしているからこそ描けるものが多いのも特徴です。

 

 普段の学校の授業でも、そうでなくても、子供たちは一人ひとりの個性を発揮しています。

 同じ題材でも、捉え方や表し方は違いますし、それぞれのよさがあります。意外なものに興味をもって、深く調べることもあります。そして、その作品や研究から、それぞれの性格が垣間見えます。

 同じものは一つとてない、かけがえのない輝きがそこにあります。

 夜空に輝く星のように、校舎には、福島小の子どもたち全員の学びが瞬いています。

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