学校からのお知らせ


 

 

 ヒマワリとホウセンカを育ている小学生たち。ある日、どちらか好きな花を選んで、その名前を漢字で書いてみることになりました。

「日に向いてる咲くから向日葵(ひまわり」

「指に赤がつくから染指草(ほうせんか)」

 そう教わると、漢字ってちょっと面白く見えてきます。

 毛筆を持ちながら、花を観察する子供たちの姿が印象的でした。

 

 

 

 

 

 

 福島小では、教科の枠を超えた「単元内自由進度学習」を行っています。今回3年生では理科と国語(書写)をつなげ、「観察した花を、自分の手で漢字にする」という試みに挑戦しています。

 

 

 

 

 

 

 

 

 子どもたちは、花の形だけでなく、その意味や成り立ちにもふれていきました。

 太陽を見ているヒマワリ、指を赤く染めるホウセンカ、そんな実感が、「文字を書くこと」への動機になっていきます。

 Aさんは「なんか下手・・・」とつぶやきながら、自分から手本を開いて何度も練習していました。

「うまく書きたい」という気持ちが、自然と出てくる。その空気がこの教室にはありました。

 

 

「好きな花を選んで書く」

 それだけのように見えて、これは「自分で選ぶ→観察する→意味とつなぐ→表現する」という流れが丁寧に用意された時間です。

 

 一方通行の「覚えさせる」学びではなく、子供が自分の手でつかんでいく学び。

「向日葵」「染指草」も、ただの文字ではなく、自分が観察して選びとった、気づきのかたち。

 

「書いた」というより、「自分の中から生まれた漢字」として、そこに残っていました。

 

木曽,福島小学校,ピアノ

 

 福島小では、校舎内の至る所にピアノが置かれています。子どもたちは自由に弾いています。音楽室以外にも、廊下、広場、場所は様々です。ピアノの周りには人が集まり、自然と連弾や合唱が始まります。(たまに踊りだす子もいます。)音楽室の楽器も自由に使えるようになっていて、子供たちはセッションをしています。

 

 音楽室を飛び出して、広場で合唱の練習・・・なんてことも起こります。ストリートピアノのようで、新鮮ですね。吹き抜けの校舎には、いつも誰かの奏でる音が、ふわっと流れています。

 

 誰かが弾き始めると、それを合図にして人が集まります。1人ならソロ、2人ならデュエット、3人ならトリオ、4人でカルテット。そんな言葉を知らなくても、子供たちは感覚でそれらを楽しんでやっています。音があるから手が伸びて、誰かと関わります。それは、今そこで、鳴る音が、心を動かすからではないでしょうか。

 

楽譜も、ルールも、上手い下手も超えて、「音が鳴ったから、誰かがが集まって、心が揺れる。」

それだけで子どもたちは響き合っていました。

 

教えることができないものが、そこにあります。

私たちは、それを、「音楽」と呼ぶのかもしれません。

 

自由進度学習

 

 ある日、いつものように廊下を歩いていると、少し不気味なBGMが流れてきました。校内放送ではないし、いったい何だろう? 吹き抜けの2階に目をやると、タブレットを手にした女の子たちが歩いていくのが見えました。BGMはそのタブレットから流れているようですた。気になって2階に上がってみると・・・・、

 

 

 

自由進度学習

 なんと4年生の子どもたちが、思い思いの場所で様々な活動に取り組んでいました。その子も自分の活動に夢中でした。何やら、総合的な学習の時間、それぞれが〇〇プロジェクトという活動を立ち上げて、自分で調べたりまとめたり、発表したり制作したりしているようです。

 

自由進度学習

 

 

 先ほどの女の子たちは、動画を撮って編集をしていました。

「もっとゆっくり歩いてー。」

監督から演技指導が入っていました。

 

 

 

自由進度学習

 

 「先生、ちょっとこっちに来て!」

ある男の子が手招きをしてくれました。呼ばれていくと、昆虫を琥珀のように固めたものを見せてくれました。

「これ、僕たちが捕まえたんだよ。」と、説明してくれるその子の目はきらきら輝いていました。

自然豊かな木曽だからこそ、昆虫も身近なのかもしれません。

 

自由進度学習

  廊下 兼 広場では、プログラミングをしているエンジニアのグループがいました。キャラクターを動かすゲームを作っているようです。バグが出たところは、違うグループから助っ人を呼んで作り直していました。

「もう、教えることはないな。」

助っ人は自信たっぷりに言いました。

どうやら、4年生にはプログラミングの”師匠”がいるようです。

 

 

 自由の中で活動に取り組む彼らはとても生き生きしています。そして、心配もつきものです。道具はけっこう散らかりがちです。集まる時間もそろいません。将来、好きなことだけやっていけるわけでもありません。何度、口を出すべきか迷ったか分かりません。

 しかしながら、子供たちのあっと驚くような活動や取り組みを見た時、「任せてよかったなあ。」と思えます。こちらが教えていないようなことも、自分たちで考えて編み出してしまいます。

 単元内自由進度学習から始まる変化は、こういうところから起きるのかもしれません。

 

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 本校の給食は、自校で調理しています。毎朝8時過ぎには、調理員さんが白衣に着替えて、静かに下ごしらえを始めています。調理員さんたちは、毎日このようなお便りを作っていて、各教室に配っています。子供たちは給食の献立について、詳しく知ることができます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ご飯は長野県産のお米を使っています。炊き立ての湯気が立ち上る頃、廊下にほんのり甘い香りが広がります。匂いに敏感な子は、「あ、なんかいい匂いがする。」と気づき始めます。吹き抜けの校舎という構造上の特徴も相まって、校舎の中は、いい香りに包まれます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 箸は地元産のヒノキです。手にするとなじみ、どこか森のにおいも感じる気がします。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 給食の時間になると、子供たちが調理室前に給食を取りに行きます。調理室前には調理員さんたちが待っています。子供たちは「いただきます。」のあいさつをしてから、食事を作った人たちと顔を合わせて給食を受け取ります。

 

 

 

 

 

 子供たちは、小さな身体でクラス分の給食を運んでいきます。この後、分担して盛り付け、配膳します。食べきれる量を考えて盛り付けしています。

 

 

 

「Sちゃんは今日、少なめだよ。」

「ぼくは○○が苦手だけど、1つは食べてみる。」

「ご飯はこれだけあるから、全員で分けると・・・」

子どもたちは、「いただきます。」の前に、たくさんのことを考えています。思えば、給食を通して、お互いを思いやる気持ちが育まれたように思います。

 

 

 

 

   生産する人、運ぶ人、調理する人、運ぶ人、盛り付けする人。そのどれもが目に見えるわけではありません。そして、一口ごとに、どこかで誰かがしてくれたことが確かに届いています。

 子どもたちは、それを「おいしさ」として全身で受け取っているのかもしれません。

 

 この日は、「イカのケチャップがらめ」が出ました。子供たちに大人気で、おかわりには、たくさんの子たちが集まりました。


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 6月27日、2年生と5年生の公開授業を行いました。この日は、教育関係者の方に単元内自由進度学習の一場面を公開しました。

 

 教室・廊下・広場に学習スペースが広がり、グループでワークシートを進める子、動画コーナーで調べる子、図工の部屋で毛糸やビーズなどを手に取って組み合わせを考える子、それぞれが自分のペースで課題に向き合っていました。

 また、教室で一人黙々と課題に取り組む姿も見られました。

 時間と空間の自由度が高い中で、互いに声をかけあったり、1人で考えたりと、子供たち自身の選択とそれを可能とする工夫がありました。

 

 

 

 この日の授業では、子供たちが安心して学習に取り組む姿が心に残りました。友だちと一緒にプリントを進めるグループでは、何人かが途中で「ちょっと見てくる」と言って、動画コーナーに行き、少しして戻ってきました。グループ内でもそれぞれが自由に活動を行っていました。

 沖縄や北海道に関係するBGMも流れていて、45分という時間がとてもゆっくり流れているような気がしました。

 

 

 

 

 2年生では、ある男の子が、机と水場を何度も行ったり来たりして、マスで水を汲んだりこぼしたり試行錯誤を繰り返していました。

 途中、先生からアドバイスをもらって、への字に結ばれていた口がにこっと緩みました。効率よく答えをだすことではなく、関係ないようにみえる情報の中や、一見すると遊んでいるようにみえることの中に、大切なものがあるように思えます。それはきっと学ぶということの原点に近い気がします。

 

 

 

 一つの目的に向かう道は、実はたくさんあります。まっすぐ進む人、寄り道をする人、遠回りに見えて大事なものを拾ってくる人。

 単元内自由進度学習には、進み方の自由があります。だからこそ、私たち教職員が「子どもたちを信じて待つ」時間が自然と長くなます。

 こういった学びを見ていると、「そろっていないこと」が、こんなにも豊かなで自然なのかと感じます。整いすぎた場所では見えない”にじみ”や”ゆらぎ”の中に、思考や創造が宿るのかもしれません。

  正直、単元内自由進度学習には、戸惑いや課題もあります。でも、子どもたちの選択がその子にとっての学びになる場面が、確かにあります。

 

 

 私たち大人にとっても、「見守る」「待つ」「認める」力が試される1年。

 その始まりを、この木曽の自然と共に迎えました。

 

木曽,福島小学校

6月27日の公開日に向けて、単元内自由進度学習が始まっています。

5年生と2年生が、それぞれ自分のペースで学習を進めております。

 

【 5年生の様子 】

 

 

 子供たちが自由に学べるよう、教室の中や、外に学びを刺激したり、必要なものを置き、環境を整えます。

子供たちは、暖かい土地と寒い土地、どちらに住むのか決め(社会科)、移住パンフレットを作ります(国語科)。また、そこで得た温かさや寒さからイメ―ジを膨らませ、のぞき込むと世界が見える素敵な箱を作ります(図工)。

 

 

 

 

 

 

 先生たちの寸劇を交えたガイダンスを受けて、何を学ぶのか、どこに向かって学習していくのか確認しました。その後で、どの順で学習していくのか、考えていました。

その後でどの順で学習していくのかを計画を立てました。

 

 

 

 

 

【 2年生の様子 】

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 子供たちは、教室の外に用意された学習コーナーで、思い思いの学習に取り組んでいます。国語科の内容に取り組むと決めた児童は、タブレットのアプリで、書き順を確認しながら、自分で漢字の練習をしたり、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 用意された学習プリントを取りに行ったりしています。内容は、それぞれ異なり、子供たちは自分に合ったプリントを自分で選びます。

 

 

 

 

 

 

 

 また、算数科の内容を選んだ児童は、手洗い場で水を汲んで、かさを量っています。

 これらは全て、同じ字時間内で行われています。子供たちは生き生きと自分の取り組む学習に夢中になっていました。

 

 

 

 

 秋には、再び公開授業を行います。子供たちが学びに夢中になっている姿が見られると思います。ご興味ある方の参加を、お待ちしております。

 

 

 

 

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 21日は、木曽町で毎年恒例の木曽町小学生相撲大会が開催されました。

 朝から多くの保護者や地域の方々が総合トレーニングセンター(相撲場)に集まり、土俵の周りには、にぎやかな声と応援があふれていました。

 

 

 

 

 

 

 バスで、会場についた子供たちはウォーミングアップを始めて取り組みに備えます。

 会場には、町内から約300人の小学生が集まり、日々の練習の成果を土俵の上で競い合います。木曽郡出身の御嶽海関からもメッセージが寄せられ、「自分の持ち味を生かした相撲を」と子供たちにエールが送られました。

 本校では、伝統文化である相撲を、地域と子供をつなぐ大切な行事として位置づけ、体育や地域学習とも関連付けながら、準備から取り組んできました。子供たちは、練習の成果を発揮して、礼儀正しく取り組む姿に、保護者や地域の方々からも温かい声援が送られました。

 

 

 子供たちは真剣に練習に取り組んできており、その取り組みは緊張感のあるものでした。身体全体で相手にぶつかって行ったり、相手を投げ飛ばしたり、大相撲顔負けの取り組みが行われました。

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 3年生の子供たちは、絵日記や振り返りに、次のように書いています。

「 自分がかならずやったことは、できるだけ手や足だけに力を入れないで、体全体に力を入れることです。また4年生でも1位になりたいです。 」Yさん

「 相手はとってもつよかったけど、なんとかかちました。そしてメダルがはじめてとれたのでうれしかったです。 」Aさん

「 すもうでは、自分の力をふりしぼってやりました。負けたけど、あきらめずにすもうをとりました。 」Hさん

「 自分のもちあじは手です。来年のすもうでもがんばりたいです。 」Yさん

 子供たちは、勝負に怯まない勇気と、勝ち負けよりも大切なものを学びつつあるようです。

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 大会で取り組みが終わった後は、学校に帰ってきて、みんなでお弁当を食べました。

 子供たちは、お家の方が作ってくれたお弁当を頬張り、相撲の話に花を咲かせました。

 

 

 

 

 

 こうした行事を通して、子供たちは地域に支えられて育っていることを実感し、また保護者や地域の皆さんも学校教育の一端に関わっていただけることを、教職員一同とてもありがたく感じています。

 

 

 木曽の豊かな自然と共に、地域文化を大切にしながら育む子供たちの姿に触れていただけたこと、そしてこれをきっかけに、福島小の教育に関心を持っていただければ幸いです。

自由進度学習

 

 

 来る6月21日(土)に木曽町で第13回木曽町小学生相撲大会が開かれます。この日の為に力と技を磨いてきた子供たちが、土俵の上でぶつかり合います。

 福島小では、朝の時間に体育的活動を行っています。その中で、相撲についての指導も行っています。今回は、四股や組み合い方などの基本的な動きをおさらいしました。木の香る体育館に全員の力強い四股が響くのは圧巻でした。1年生の子も慣れたもので、脚をとても高く上げて四股を踏んでいました。木曽の伝統が息づいています。

木曽,木曽福島,福島小学校,相撲,全校体育

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 給食では、長野でよく食べられる「ワンパー漬け」で腹ごしらえです。イカとキュウリを醤油とごま油であえて作ります。暑い日が続くと食欲が落ちますが、ごま油と香辛料で食べやすくなります。ミルメークも献立に入っていて、子供たちは大喜びです。

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  4年生は田植えです。JA職員の方のご厚意で、水田をお借りして田植えをしました。子供たちは最初、どろどろの田んぼに脚を踏み入れるのは戸惑っていました。次第に一人、二人と入っていき、苗を植えていきました。

 

小学生,田植え

小学生,田植え

  

自然や伝統、日本の美しさを受け継いで、いざ、相撲大会です。

自由進度学習

 

 福島小では、「単元内 自由進度学習」を研究して6年目になります。子供がわくわくする学びをテーマに、子供の内発的動機付け重視する学習について追及してきました。

 昨年度は、学習の様子が朝日新聞や市民タイムズにも取り上げられました。

 

( ※ 写真は昨年度のものです )

自由進度学習

自由進度学習

自由進度学習

自由進度学習

 子供たちは思い思いの場所で学習しています。教室を飛び出したり、1人だったり、友だちと一緒だったり様々です。共通しているのは、どの子もとても生き生きしていることです。この学習を通して、子供たちは自律的に学ぶ力を身につけてきています。また、2つの異なる教科を自分の好きな順番で学習することで、学び本来の楽しさやわくわくした高揚感をえています。

 今年度も引き続き、意欲的に取り組み公開授業を年に2回行います。

1回目は6月27日、2回目は11月10日です。

 

 ご興味のある方は、ホームページの申込みをご利用いただき、ぜひ本校の様子を見に来てください。職員一同、お待ちしております。

 

 木曽は、山に囲まれた自然豊なところです。福島小には、裏山があります。

 

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 生活科や理科では、子供たちがよく探検や観察に出かけます。

 裏山は、木が茂っていて、勾配も急です。空気もひんやりしていて、匂いも校内とは違っていました。

 植物の種類も多くて、虫や花も数多く見られ  ます。

 

 

 

                                    

 3年生の子供たちが理科で観察にいくと・・・・、

Aさん「池にコイがいました。大きなのと小さいのがいました。大きいのはおどろくとすぐにげるけど、小さいのはなかなかにげません。」

Rさん「くものような虫がいました。空中にふわふわうかんでいました。なぞの生きものかもしれません。」

 

特徴をよくとらえて、豊かな感性で動植物を観察します。

 

木曽 木曽福島 福島小学校 自然 裏山 タケノコ

 

                 なんと、タケノコも自生しています。

 

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