ヒマワリとホウセンカを育ている小学生たち。ある日、どちらか好きな花を選んで、その名前を漢字で書いてみることになりました。
「日に向いてる咲くから向日葵(ひまわり」
「指に赤がつくから染指草(ほうせんか)」
そう教わると、漢字ってちょっと面白く見えてきます。
毛筆を持ちながら、花を観察する子供たちの姿が印象的でした。
福島小では、教科の枠を超えた「単元内自由進度学習」を行っています。今回3年生では理科と国語(書写)をつなげ、「観察した花を、自分の手で漢字にする」という試みに挑戦しています。
子どもたちは、花の形だけでなく、その意味や成り立ちにもふれていきました。
太陽を見ているヒマワリ、指を赤く染めるホウセンカ、そんな実感が、「文字を書くこと」への動機になっていきます。
Aさんは「なんか下手・・・」とつぶやきながら、自分から手本を開いて何度も練習していました。
「うまく書きたい」という気持ちが、自然と出てくる。その空気がこの教室にはありました。
「好きな花を選んで書く」
それだけのように見えて、これは「自分で選ぶ→観察する→意味とつなぐ→表現する」という流れが丁寧に用意された時間です。
一方通行の「覚えさせる」学びではなく、子供が自分の手でつかんでいく学び。
「向日葵」「染指草」も、ただの文字ではなく、自分が観察して選びとった、気づきのかたち。
「書いた」というより、「自分の中から生まれた漢字」として、そこに残っていました。