ある日、いつものように廊下を歩いていると、少し不気味なBGMが流れてきました。校内放送ではないし、いったい何だろう? 吹き抜けの2階に目をやると、タブレットを手にした女の子たちが歩いていくのが見えました。BGMはそのタブレットから流れているようですた。気になって2階に上がってみると・・・・、
なんと4年生の子どもたちが、思い思いの場所で様々な活動に取り組んでいました。その子も自分の活動に夢中でした。何やら、総合的な学習の時間、それぞれが〇〇プロジェクトという活動を立ち上げて、自分で調べたりまとめたり、発表したり制作したりしているようです。
先ほどの女の子たちは、動画を撮って編集をしていました。
「もっとゆっくり歩いてー。」
監督から演技指導が入っていました。
「先生、ちょっとこっちに来て!」
ある男の子が手招きをしてくれました。呼ばれていくと、昆虫を琥珀のように固めたものを見せてくれました。
「これ、僕たちが捕まえたんだよ。」と、説明してくれるその子の目はきらきら輝いていました。
自然豊かな木曽だからこそ、昆虫も身近なのかもしれません。
廊下 兼 広場では、プログラミングをしているエンジニアのグループがいました。キャラクターを動かすゲームを作っているようです。バグが出たところは、違うグループから助っ人を呼んで作り直していました。
「もう、教えることはないな。」
助っ人は自信たっぷりに言いました。
どうやら、4年生にはプログラミングの”師匠”がいるようです。
自由の中で活動に取り組む彼らはとても生き生きしています。そして、心配もつきものです。道具はけっこう散らかりがちです。集まる時間もそろいません。将来、好きなことだけやっていけるわけでもありません。何度、口を出すべきか迷ったか分かりません。
しかしながら、子供たちのあっと驚くような活動や取り組みを見た時、「任せてよかったなあ。」と思えます。こちらが教えていないようなことも、自分たちで考えて編み出してしまいます。
単元内自由進度学習から始まる変化は、こういうところから起きるのかもしれません。