あったかいご飯。やさしいにおい。
福島小の給食は、毎日、校舎の中で手作りされています。
給食調理室の中では、大きな鍋がぐつぐつ。調理服に身を包んだ調理師さん栄養士さんたちが丁寧に丁寧に1学期の給食を作ってくれました。
給食って、どんなふうに作られているの?
・・・実はその答えは、想像以上に「本気」です。
福島小の給食調理室は、まるで小さなレストランの厨房のようです。包丁やまな板、食器や加熱器は全てプロ仕様。
そして何より、人の手と心が入っています。
・朝は8時過ぎから作業開始
・200人分以上の食材をそれぞれに計量・加熱
・時間管理もばっちり
衛生管理も万全。誰か一人が欠けても成立しない、チームでの営みです。
夏休み、子どもの食事作りに悩む声をよく聞きます。
だからこそ、学校の給食は、単なる「食事提供」ではなく、保護者の心を少し軽くする時間でもあります。
また、SNSではたまに、給食の量や質に関する誤解が話題になります。
でも実際には、限られた予算と制度の中で、最大限栄養と味を届けようとする人たちが、毎日ここにいます。
2学期初日の献立は、始業式の後に、
・ カレーライス
・ いかくんサラダ
・ 開田産とうもろこし
・ 牛乳 です。
調理師さん栄養士さんの背中には、
「おいしく食べてほしい。」
「学校で安心して食べてほしい。」
という思いが、静かに、そして確かに宿っています。