夏休みの校舎はしんとしていて、子供たちの声も聞こえません。
その静けさの中で、未来の準備が着々と進んでいます。
福島小のタブレットが、この夏、新しくなりました。2学期からは、子供たちがピカピカの端末で学びをスタートさせます。
今回のタブレット更新は、日々の学習に欠かせない「道具」の質を整えるための大きな一歩です。
新しい機種では、
・画面の反応がスムーズになり
・バッテリーの持ちもよくなり
・より安心して使える設計になっています。
夏休み中の暑いなか、業者さんが1台1台を丁寧に保管庫にセットしてくれました。
こうした「誰もいない時間の中の作業」が、2学期からのスムーズな授業につながっていきます。
思えば、すごい時代です。今や、子供たち1人ひとりが1台ずつタブレットPCを持ち、そこかしこで使うようになっています。
ちょっと前まで、こういったPCはパソコン室で使っていました。
学習内容や写真のやりとりも、今では、データのみで、クラウドの中に保存されます。
A.I.も普及し始めて、自動運転も本格的に開発されるようになってきています。
しかしながら、時代が変わり、周りの道具がいくら便利になっても、それを使う人々の本質は変わりません。学校で大切にすることは、どこの国でも、いつの時代でも、きっと一緒。
ICT(情報通信技術)は学びを支える環境の一つです。それ自体は「学び」ではありません。今回のタブレット更新も、単なる機器の入れ替えでなく、子供たちの「思考」「表現」「つながり方」をより深めるための土台作りです。
音声入力、写真記録、プレゼン資料作り、----。
子供たちは、1台1台の端末を新しい鉛筆のように使いこなしていきます。
だからこそ、機器が快適であること、安全であること、手にしやすいことが大切です。
夏の間に整えたこの環境が、2学期からの子供たちの挑戦と創造の舞台になります。