総合的な学習の時間
12月に入り、氷点下になる日も増えてきました。
「山眠る」 この表現がとても身近な木曽では、冬を越すために作物の収穫が始まっています。
3年生の育てている赤カブも収穫の時期を迎えています。
大きく育ち、立派になった赤カブを見て、子供たちは大喜びです。
「大きくなった。」「葉っぱが伸びた。」
「すごい!」「葉っぱが増えた。」
そのまま班に分かれて、JAの方と一緒に赤カブを掘り出します。子供たちは根っこにある紫色の宝石を大切に抱えます。
赤カブは収穫したら、大きさを分けて、根と葉を包丁で切って分けます。子供たちは、恐る恐る包丁を握って赤カブに刃を入れていきます。しばらくすると、慣れた手つきで赤カブを切っている子供たちがたくさん見られるようになりました。
収穫した赤カブは、葉とカブに分けて、美味しくいただきます。
厳しい冬を越すために、この赤カブをすんきに加工していきます。
それは、木曽の人々が受け継いできた知恵そのものです。
これから子供たちは、すんきを通して地域の伝統を学んでいきます。