自由進度学習を始めました(令和2年7月14日)

本年度、三岳小学校・王滝小学校での実践に学びながら、「自律的に学ぶ子ども」の育成に向け、自由進度学習の研究を進めてきました。先週木曜日に6年生が、先日13日に5年生が、自由進度学習をスタートさせました。
自由進度学習は、学習の目標に向けて、自分で学習の進め方を計画し、自分のペースで、「一人で」学習を進めるものです。ガイダンスで学習の目標を確認して計画を立てた子どもたちは、それぞれ自分が集中して学習できる場所を選んで学習を進めます。
6年生は、社会「天皇中心の国づくり」「貴族のくらし」と算数「円の面積」の全12時間を、自分の計画に沿って進めています。途中、先生によるチェックを受けると先に進むことができます。基本の学習を早く終わらせて、発展学習に時間を使う計画をしている子どももいます。
5年生は、社会「米作りのさかんな地域」と算数「合同な図形」の全18時間を、同様に自分の計画に沿って学習を進めています。
福島小学校では、1学期に1単元程度の自由進度学習を行う予定です。自主学習と合わせて自由進度学習で身に着けた学び方を、日ごろの授業にも生かしていきたいと考えています。

子どもたちの感想です。
「一人でやると少し悩むことはあるけれど、一人のときのほうが、学習がより深まったり、よく考えたりできると思う」「一人ひとり違うことをやり、授業ではありえないことです。楽しかったです」「自分でプリントを選んで答え合わせをするのは楽しかったです」「みんな、ちゃんと一人になっていていいなと思いました。私は一生懸命自分で考えるところがあってよかったです」「僕は自分のペースで進められるので良いなあと思いました」「一人でやるから分からないところがあって大変だったけれど、その分友達とかの意見に流されずにできるというのは、いいと思いました。最初やるときは不安だったけれど、自分のペースでやれたので良かったです」「分からないところは教科書を見て説明を書いておく工夫をしました。見返したときに、ここはこうやったんだと分かるようにしたかったからです。一つ一つ工夫を重ねていって、授業の時よりも詳しく分かりやすくなるようにがんばりたいです」「教科書を写すだけじゃなくて、何でこうなるのかしっかり考えられたのでよかったです」「何でそうなるのかと思い、実際に数えたり、友達と相談したりしました。そして、答えが見つかった時、とてもうれしかったです。自分で答えを見つけるということはとても学べるし、より頭に入るので大切だと思いました」「私の中で自由進度学習は難しいと思っていました。でも!!!とても楽しかったです」